
現代の服とヴィンテージ古着の決定的な違い
って何だと思いますか?『ボロさ』とか『汚さ』とかでは無く!
それはですね~『シルエットの太さ』と『古さ』なんですよ。
古さ=汚さ、では無いですよ!古いというのは、歴史を持つという意味です。とりあえず、まずは前者のお話しから。
とにかくワイドがカッコいい!
最近の流行では、シルエットが全体的に細い服が好まれます。対して古着、特にヴィンテージの服は大抵、太ももや腕の回りが太めに設計されています。ワイド型の服が多いんですよ。
僕はそのワイドなシルエットが好きでヴィンテージの世界にのめり込んでいったんですよね。もちろん、そのオールド感も大好きなんですけどね。
同じストレートタイプのジーパンであっても、実際に履いてみれば現行品とヴィンテージ物のシルエットの差には気づくところがあると思います。
もちろん、ワイドな服ばかりでは無く、そこら辺はブランドであったり、製造年の差、工場の差なんかも見受けられたりします。そこら辺がまた楽しいんですよ。ここからが最初にあげた、『古さ』のお話ですね。
年代を探るその面白さ
この年代の服は、こういった配色が好まれていた。こういった形が好まれていた。こういった生地や縫製が一般的だったとか、マニア心をくすぐる要素がヴィンテージには詰まっています。人の温かみを感じられる良さ、というんですかね。
流れ作業で大量生産、安価で販売され、消費者側も1シーズンだけの利用目的でそれを購入する。1シーズンの中でも忙しなくアパレルショップの陳列棚はその表情を毎日のように変えていますよね。それは少し寂しくて味気ないものです。
対して、ヴィンテージを取り扱うショップは、その表情をほとんど変えません。シーズンごとに棚は切り替わりますが、それは新たに生産された物を陳列しているのではなく、相変わらず店頭に並ぶのは古臭いヴィンテージの品々です。
変わらない良さ、っていうのがあるんですよ。古着の世界では、消費者側にもお店側にも、その変わらない良さを理解し合っている空気というのがあります。それがまたたまらない。一つのコミュニティーとして機能しているのを強く感じますね。
流行に左右されるのに疲れたら
流行を追いかける良さというのも間違いなくあります。ファッション誌を見て、今年の、今シーズンの流行を見るのは確かに勉強になる。
でも、それはマネキンのモノマネでしかないかもしれません。マネキン買いが主流になっている今、ファッション誌のモノマネはそれこそ、マネキン買いの延長でしかないんですよ。
対して古着は一点物が大半です。仮に生産年月日や産地も含めてまったく一緒の製品だったとしても、その服の表情はまったく違うモノです。そこまで含めて買うかどうか、着るかどうかを検討する楽しみ。服に対して真面目に考えてるな~という妙な心の高ぶり、ヴィンテージは子ども心をくすぐってくれる、と言えば良いんですかね。
服に探究心が生まれるんですよ。今だけでなく、歴史としての楽しみがそこにあるんです。上記したように、ありとあらゆる要素から、その服がどういう経緯をもって自分の手元に来たのか考えてみる。もちろん答えは分からないんですけどね。思考を持つ楽しみですね。
服は自己満足で選んで、着るモノです。そしてその自己満足の最たるものが、ヴィンテージだと僕は思いますよ。
さて、こんな感じでヴィンテージの良さ、というのを説明してみましたが、どうだったでしょうか?
もちろん、僕は現行のアパレルショップに並んでいる服もいくつも持っています。ユニクロにもよくお世話になってるしね。
ただ、現行品ばかりで身を固めた人が、アクセントとして古着を取り入れることはすごく良いことだし、面白いことだと思うんです。その逆も然りですね。
現行品とヴィンテージ。両者に良い点や悪い点はあるし、それをお互いで補完できれば最高だと思いませんか?二つを比較して考えることでメリットデメリットが浮き彫りになってくる。古着のデメリットを現行品で埋め、現行品のデメリットを古着で埋める、というのが理想ですね。
僕はそんなに服に精通している人間ではなく、ただの趣味として服を集めています。そんな風になんとなくお洒落を気取ってる人間でも、服は平等に楽しめるモノだと思っています。
皆さんに、お互いの服の良さをもっと知って頂けたら、この記事を書いた意味もあったというものです。ぜひとも、みんなでお洒落を楽しみましょう!
この記事を書いた人

- 当サイトの管理人。とにかく古着だけで身を固めた小汚いおっさん
リーバイスとチャンピオンを愛して止まない小汚いおっさん
高円寺や原宿に月1程度で出没する小汚いおっさん
最新の記事
有名古着通販サイトで欲しいアイテムを探してみる!
ショップ名 | 管理人コメント |
JAM TRADING | 古着好きであればまずは訪れたいウェブ古着屋の頂点。 実際の店舗ではあり得ない規模の品揃えと価格帯の安さが何よりの魅力!イチオシです! |
RAGTAG Online |
ブランド古着専門の取り扱いショップ。とにかくアイテム数が膨大で男女問わず探して見つからないアイテムはありません! |
スタイリストAnna
![]() |
まったく新しいスタイルの女性向け古着通販サイト!有名ブランドの古着が数多く揃ってます! |
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。